ラゾーナ川崎プラザソル開館12周年記念公演 作:W.シェイクスピア 翻訳・脚色・演出:Ash(カワサキアリス)
リバーエッジのその先へ
150万の人口を抱える都市・川崎は多民族共生の文化を持つ。経済立国の屋台骨となった巨大な工場群と、その蒸気と活気に彩られて発展した大小の工業・商業。便利さの陰に、格差、若年層の孤立、アイデンティティー喪失など都市部ならではの課題をはらむ。このような街では現実世界がファンタジーを凌駕し、詩情を駆逐していく。そこで、敢えてここから七世代先の都市を想像してみる。そこではどのように日常が展開されているだろう。SF、と馬鹿にする勿れ。人間の想像力がここから先の未来を描き出し、狂いなく実現してきた例を我々はすでに見てきたはずだ。どのような未来も私たちの今踏み出す一歩と無縁ではない。ラップやブレイクダンスを使った『ロミオ&ジュリエット』などさほど目新しくない。この作品が挑戦しているのは現在を生きる俳優たちの身体から紡がれる、古典を大幅に脚色した物語が、鬱屈した感情のるつぼである近郊都市から、対話を重ねて生まれるという点である。二つの対立する勢力の物語でもあり、前後する世代間の隔絶の物語でもある『ロミオ&ジュリエット』。観る人を「当事者」とすることに主眼をおくカワサキアリスの作劇法によって、ポップに装い、気が付かないうちに観客を果てしない対立が生む喜劇と悲劇の両側面に巻き込む。なお、縹、紅の二組が紡ぐ物語は同じ結末を迎えるとは限らない。
- ※市内在住・在勤/要証明書
- ※要学生証
- ※要学生証
- ※前売予約のみ
※2公演ご覧になれます
※当日券 各500円UP ※ご入場は開演30分前より、前売券お持ちの方→予約取置き→当日券の順になります。
※ひとりで静かに座ってご覧になれないお子様の入場はご遠慮願います。
※ご入場は開演30分前より、
前売券お持ちの方→予約取置き→当日券の順になります。
※荒木俊雅の出演は【縹組】6日19:00/8日18:00/9日13:00のみとなります。
※縹組出演予定だった須田拓未は体調不良により降板となりました。あらかじめご了承ください。
※荒木俊雅の出演は【縹組】6日19:00/8日18:00/9日13:00のみとなります。
※オーディション募集は終了いたしました。
演目 | 「カワサキ ロミオ&ジュリエット」 |
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公演日 | 2018年12月6日(木)-11日(火) |
公演場所 | ラゾーナ川崎5階 プラザソル(JR川崎駅直結) |
公演会場
ラゾーナ川崎プラザソル
川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ5F